トラック買取の対応車種の一つバキュームカーは、荷台部分に吸引装置とタンクを備えた特殊車両の一つです。世の中にはいろいろな特殊車両がありますが、特殊であることからトラック買取の対象になっている車種も少なくありません。バキュームカーは、古くは日本のトイレの汚物を回収する目的で利用されていた車両です。日本は水洗トイレの普及により昔と比べると活躍する機会も減っていますが、家庭用向けの用途だけでなく工事現場やイベント会場に設置される仮設トイレや下水処理関連施設の定期的なメンテナンス、このようなときに活躍しています。

糞尿や汚泥などを吸い込み輸送するための車両、後方にある操作パネルで吸引して処理場などに輸送する際に使用します。荷台内部の腐食が早いこと、これに伴い車両の寿命が短く中古車の需要が高めで、トラック買取を行っている会社も少なくありません。ちなみに、バキュームカーは荷台の構造から真空車と呼ばれていて、これを英語名にしたものが定着しました。正式名称は吸上車で衛生車や糞尿収集車、汲み取り車や尿収集車などの名称で呼ばれることもあります。

なお、この車種のトラック買取のポイントですが、バキュームカーは糞尿収集を主な目的にしている車両になるので脱臭装置の有無が査定のポイントになって来ます。他にも、最大積載量も査定に影響しますし、サビや腐食など状態も査定に影響がある、特にフレーム部分の状態は重要視される部分です。